整形外科

整形外科とは

一般整形外科では、主に以下の患者さまを対象にしています。
たとえば、転んだりつまずいたりして、手や足を捻ってしまった、打撲をした、ぎっくり腰になった、外傷を負った、スポーツなどで関節を痛めた、骨折したかもしれない、などです。
このほかにも、急に発生した手足や体幹等の症状はもちろん、階段の上り下りをすると膝が痛む、肩が痛くて上がらず、髪が上手く洗えない、など、日ごろの慢性的な悩みまで、何でもご相談いただけるのが当診療科です。

当院のような整形外科は、主に運動器の診察・検査・治療を行っています。
運動器とは、背骨や骨盤といった体の土台を支えるものから、手足までのことをいいます。
具体的には脊椎、脊髄、骨盤、膝、肩、腰、肘、手指、股、足、足指 などが運動器であり、これらは骨や軟骨、筋、靭帯、神経などで構成されています。
このように診療の対象になる部位はとても幅広く、さらに対象となる患者さまも、乳幼児から小児、思春期の学生から成人、高齢者の方まで、幅広い年齢層にわたるのが、一般整形外科の特徴です。

高齢者の方の場合、転んで骨折などのケガをしてしまい、それがきっかけとなって寝たきりなどの要介護状態になってしまう危険性もあります。
ただ捻挫や骨折などを治すだけではなく、そのあと、適切なリハビリテーションを行っていくことも、運動器においては非常に重要です。
当院では、理学療法士（PT）と柔道整復師による専門的なストレッチ・マッサージ・リハビリテーションを行っています。

また高齢者の方に関しては、要介護状態になることを極力回避するため、様々な運動器の病気の予防、あるいは潜んでいる病気に早期に気づき、治療していくことも重要になります。
当院では、「ロコモティブシンドローム」に着目し、地域の高齢者の皆様の健康寿命を増進し、生活の質を長く良好に維持することで地域に貢献することを目指しています。

当院では、交通事故や労災によるケガについても扱っていますので、手続等、わからない点がありましたら、ご遠慮なくご相談ください。